Masato's IT Library

Microsoftの製品・サービスを中心に,色々と書いていきたいと思います

Windows10のAnniversary Updateを一時的に阻止する

来る8月2日,ついに我々Insidersが待ちに待ったAnniversary Update (Version1607)が降ってきますね.

blogs.windows.com

 

(8/3追記)Current Branchに降ってきましたね.

blogs.windows.com 

 

Windows 10Windows as a Service(WaaS)というコンセプトに基づき,定期的に最新のWindowsが使用できるようになります.大変ありがたいものです.

www.atmarkit.co.jp

 

ところが,某幣学では,某Symantec Endpoint Protection(SEP)の影響で,Version1607が適用できないという大問題が発生しそうです.(Insider Preview Build 14385適用時に確認)

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こればかりはどうすることもできないので,諦めてコンシューマー向けの最新ビルドが適用されるCB(Current Branch)から,4か月間の猶予があるビジネスユーザー向けのCBB(Current Branch for Business)に切り替えておくこととしましょう.同様に,「8月2日に新ビルドが降って来たら困る!」なんて人もCBBに切り替えておくといいかもしれませんね.

 

(11/7追記)
弊学にも(いつの間にか)対応するSEPが配布されていました.
 Version 12.1.6 (12.1 EU6 MP5) 以降のバージョンより,正式対応しています.

 

ここからは,現状CB(Current Branch)における最新ビルドであるVersion1511 (Build10580)を例に説明します.

設定アプリを開く

Windowsキー」+「I」もしくは,スタートメニューから設定アプリを起動します.

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CBBへの切り替えオプションを表示させる

設定アプリの「更新とセキュリティ」を選択します.

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Windows Update」タブの一番下にある「詳細オプション」を選択します.

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CBBに切り替える

表示された画面にある「アップグレードを延期する」にチェックを入れます.

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以上です.これですぐにはVersion1607は適用されないはずです.

 

なお,恒久的にアップグレードを阻止するにはWSUS(Windows Server Update Services)により制御する,もしくはEnterpriseエディションのLTSB(Long Term Servicing Branch)を使用する必要があるとのことです.